こんにちは、株式会社Pentagonでアプリ開発をしている石渡港です。
https://pentagon.tokyo
今回は、弊社で利用しているFlutterの主なpackageがFlutterWebに対応しているか調査してみました。
【こんな人に読んで欲しい】
FlutterWebに対応しているpackageを調査したい方。
【この記事を読むメリット】
FlutterWebに対応しているpackageがわかる。
【結論】
割とよく使われるflutter_secure_storageが未対応でした。
pub.devのページでWeb対応と書かれていても、実際起動すると使えなかったり、使い方が変わったりしています。
実行してみるのが一番良いと思います。
作業環境
Flutter 2.1.3
Xcode 12.5.1
Android Studio 4.1.2
弊社で利用している主なpackage
flutter_secure_storage: ^4.2.0
dio: ^4.0.0
flutter_hooks: ^0.18.0
hooks_riverpod: ^0.14.0+5
調査方法
- pub.dev上でWeb対応しているか調査
- 実行して調査
flutter_secure_storageについて
デバイスにセキュアな内容を保存する際に使うpackageです。
結論:対応中
https://pub.dev/packages/flutter_secure_storage
バージョン4.2.1では、flutter_secure_storageはWeb対応していません。Webのビルドは通りますが、利用時にクラッシュします。
バージョン5.0.0-beta.5でWeb対応していますが、
利用時にエラーを吐くためうまく動作していないようです。
dioについて
通信を容易に行えるpackageです。
結論:対応済
dioは、表示上バージョン3.0.4^から対応しているようです。
最新バージョンで実行して問題ないことを確認しました。
flutter_hooksについて
ウィジェットのライフサイクルを管理するpackageです。
結論:対応済
https://pub.dev/packages/flutter_hooks
flutter_hooksは、表示上バージョン0.7.0^から対応しているようです。
最新バージョンで実行して問題ないことを確認しました。
hooks_riverpodについて
状態管理を容易にするpackageです。
結論:対応済
https://pub.dev/packages/hooks_riverpod
hooks_riverpodは、表示上バージョン0.1.0^から対応しているようです。
最新バージョンで実行して問題ないことを確認しました。
まとめ
割とよく使うflutter_secure_storageがFlutterWebで未対応でした。
その他のpackageは対応済です。
pub.devのページでWeb対応と書かれていても、実際起動すると使えなかったり、使い方が変わったりしています。
PackageをFlutterWebプロジェクト上に配置して、実行してみるのが一番良いと思います。