【Flutter】device_previewについて調査した感想

こんにちは、株式会社Pentagonでアプリ開発をしている石渡港です。
https://pentagon.tokyo

今回はdevice_previewについて調査した感想をまとめました。
その結果、画面検証する際にとても便利なことがわかりました。

【この記事を読むメリット】

  • シミュレータやエミュレータを切り替えずに複数端末検証する方法がわかります

【こんな方に参考にしていただきたい】

  • Flutter開発している端末の容量は少ないが、複数端末の画面検証が必要な人

【調査の動機】
現在開発中のプロジェクトで、複数端末を起動するのが煩わしく思うことが多々あるため、良い方法がないか探していました。
その結果、device_previewというライブラリを見つけたため調査しました。

【調査結果】

  • プレビュ設定はとても簡単でした。
  • iOSシミュレータ・Androidエミュレータともに利用できます。
  • Localも変更できるため多言語化の対応にも便利だと思いました。
目次

【結論】

今回は、device_previewについて、実装方法と実行結果にまとめました。

実装方法

// 今回の実装のメイン
void main() {
  runApp(
    DevicePreview(
      enabled: !kReleaseMode,
      builder: (context) => MyApp(), // Wrap your app
    ),
  );
}

// 今回の実装のメイン 
class MyApp extends StatelessWidget {
  @override
  Widget build(BuildContext context) {
    return MaterialApp(
            // useInheritedMediaQuery: true, Flutter version  によって利用する必要がある
      locale: DevicePreview.locale(context),
      builder: DevicePreview.appBuilder,
      theme: ThemeData.light(),
      darkTheme: ThemeData.dark(),
      home: MyHomePage(
        title: 'home',
      ),
    );
  }
}

class MyHomePage extends StatefulWidget {
  MyHomePage({Key? key, required this.title}) : super(key: key);
  final String title;

  @override
  _MyHomePageState createState() => _MyHomePageState();
}

class _MyHomePageState extends State<MyHomePage> {
  int _counter = 0;

  void _incrementCounter() {
    setState(() {
      _counter++;
    });
  }

  @override
  Widget build(BuildContext context) {
    return Scaffold(
      appBar: AppBar(
        title: Text(widget.title),
      ),
      body: Center(
        child: Column(
          mainAxisAlignment: MainAxisAlignment.center,
          children: <Widget>[
            Text(
              'You have pushed the button this many times:',
            ),
            Text(
              '$_counter',
              style: Theme.of(context).textTheme.headline4,
            ),
          ],
        ),
      ),
      floatingActionButton: FloatingActionButton(
        onPressed: _incrementCounter,
        tooltip: 'Increment',
        child: Icon(Icons.add),
      ), // This trailing comma makes auto-formatting nicer for build methods.
    );
  }
}

Flutterのバージョンによっては、useInheritedMediaQueryを設定できないため注意してください。

実行結果

https://i.gyazo.com/bf95f32d5a53e6525b89b494f72a2169.gif

端末をサクサク変更できて、なおかつLocalも変更できるため、さまざまな端末の画面検証に利用できそうです。

まとめ

  • プレビュ設定はとても簡単でした。
  • iOSシミュレータ・Androidエミュレータともに利用できます。
  • Localも変更できるため多言語化の対応にも便利だと思いました。

UI検証時にdevice_previewというライブラリを使うと、効率よく作業を進められそうです。

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