こんにちは。株式会社PentagonでUIデザイナー、Webデザイナーをしているmaoです。
先日、アプリのプッシュ通知のメリットや活用方法について下記の記事で説明しました。
「アプリの成功に直結!?プッシュ通知を行うメリットと効果的な活用方法」
今回は実際にプッシュ通知の内容を考えるうえで、どんなことに気をつけなければならないか解説したいと思います。
【こんな人に読んで欲しい】
- プッシュ通知の内容を実際に検討したいと思っている方
- プッシュ通知の効果的な配信タイミングについて知りたい方
【この記事を読むメリット】
プッシュ通知の構成内容と、適切なタイミングが分かります。
【結論】
- プッシュ通知を考える際に必要な要素は「タイトル」「本文」「発生状況」「遷移先」の4つ。
- プッシュ通知の配信タイミングや頻度によっては、ユーザーは配信を停止したり、アプリをアンインストールしてしまうことがある。
プッシュ通知に必要な構成要素4つ
早速ですが、アプリ制作においてプッシュ通知の内容を検討するときに、最低限決めておかねばならないことを述べたいと思います。
次の4つがプッシュ通知の内容を考えるうえで、決めておかなければならない要素です。
- タイトル
- ボディ
- 発生状況
- 遷移先
これらについて、個別に説明していきます。
タイトル
プッシュ通知の見出しとなる部分です。
40〜120文字で考えられていることが多いです。
内容やメリットが分かりやすいプッシュ通知は開封率が高い傾向にあります。
ユーザーに通知の開封を促せるよう、端的で分かりやすい文章にしましょう。
ボディ
プッシュ通知の本文となる部分です。
こちらに記載する内容も端的でまとまった内容にしましょう。
タイトルのみで通知内容が網羅できる場合は、ボディは無くても構いません。
また、新着メッセージをお知らせする場合はボディにメッセージの冒頭を表示する場合もあります。
発生状況
どのような状況になった時にそのプッシュ通知を配信するか検討しましょう。
例)
- 新着メッセージを受信した時
- 72時間アプリを起動しなかった時
- 設定したスケジュールの30分前
- 午前9時や午後22時など、具体的な配信時間
などがあります。
どのようなシチュエーションでプッシュ通知を送るとユーザーに有益か、また、アプリのアクティブ率を高められるか考えていきましょう。
効果的な配信タイミングや頻度については次の「プッシュ通知を行うタイミングと頻度」で具体的に解説していますので参考にしてください。
遷移先
プッシュ通知をタップすると、該当のアプリが起動します。
こちらはスマートフォンをお持ちの皆さんはよくご存知でしょう。
そのアプリを起動した際、最適な画面を表示していることは皆さん意識したことがあったでしょうか?
例えば、チャットアプリで新着メッセージをお知らせするプッシュ通知が届いたとしましょう。
そのプッシュ通知をタップすると、チャットアプリが起動します。
そこで該当の相手とのタイムラインが表示されればグッドUIです。
全く無関係な相手とのタイムラインや、アプリのホーム画面が開いてしまってはプッシュ通知の意味がないですよね。
ユーザーにストレスを感じさせる危険すらあります。
最適な遷移先画面を検討しましょう。
プッシュ通知を行うタイミングと頻度
今度はプッシュ通知を行う適切なタイミングについて考えていきましょう。
プッシュ通知を行う効果的なタイミング
ユーザーがプッシュ通知を確認するタイミングについて、興味深い調査結果を紹介しましょう。
配信された通知を都度確認するユーザーよりも、後でまとめて見ることが多いとするユーザーの方が多いという調査結果があります。
都度確認するユーザーが20%程度ですが、後で確認するユーザーはなんと60%近く、その差は3倍近く開いているのです。
また、後でまとめて確認する場合にどのタイミングで確認するのかというと、下記の順に割合が多くなっています。
- 夕食から就寝までの間
- お昼休憩時
- 帰宅から夕食までの間
この調査結果を参考に、想定ユーザーの生活リズムを想像しながらプッシュ通知を配信するベストなタイミングを考えましょう。
プッシュ通知を行う頻度
プッシュ通知は1日に配信する件数が多過ぎたり、毎日同じ内容や同じ時間に配信すると、停止設定されてしまったり、アプリが削除されてしまうことがあるそうです。
しかし、毎日行っていた配信を止めたところ、アプリの起動率が低下したという調べもあります。
プッシュ通知は継続的に行うことで効果を発揮しますが、頻度やタイミングが大事になってくるということですね。
まとめ
以上、アプリ制作でプッシュ通知について考えなければならない構成内容、タイミングについてお伝えしました。
プッシュ通知はアプリの起動率にも繋がる重要な部分です。
プッシュ通知の内容や配信タイミングは慎重に検討し、ユーザーのアクティブ率に繋げていきましょう。