【必読】PMに求められるチカラとは?どんなスキルが必要なのか?

こんにちは、株式会社Pentagon代表の山本です。先日「メンバーからPMに求めるスキルって何ですか?」と聞かれたので、ブログにまとめようと思います。

この記事は、Pentagonへの入社を考えている人、または業務委託の方でPMに抜擢された人に読んでほしい内容となっています。この記事を読めば、PMとしてどんなことを意識しなければならないのか分かります。

PentagonのPMとは「お客様とクリエイターとを繋ぐ重要なポジションであり、納期・品質・予算といった制限の中で、より良いものを開発するリーダー」です。

それでは詳しく解説していきます。

目次

PentagonにおけるPMとは?

前提としてPentagonでは、2パターンの開発があります。それは、デザイナーが主導してアプリを開発するパターンとエンジニアが主導してアプリを開発するパターンです。プロジェクトに応じて、どちらのパターンで制作するか変えています。つまり、デザイナーがPMになることもあれば、エンジニアがPMになることもあります。

PMと一言で言っても会社によってその定義はバラバラだと思うので、PentagonにおけるPMの役割について解説します。

定義・役割

PentagonにおけるPMとは、お客様とクリエイターとの間に入り、プロジェクトをリードして進めていく人のことです。

予算やスケジュールを管理し、お客様の要望を叶え、満足してもらう。

これほど重要なミッションは他にありません。

PMはチームの舵取りをするので、プロジェクトに与える影響力が大きいです。PM次第で社員の仕事が楽しくなることもあれば、プロジェクトが炎上して仕事が苦になってしまうこともあるのです。

図:デザイナーがリードする場合の制作体制

業務内容

エンジニアとしてプログラミングをすること、デザイナーとしてデザインをすることはもちろんですが、PMとして重要な業務内容が4つあります。

プロジェクトのリード
予算管理
品質管理
スケジュール管理

自ら開発・制作をすることもありますが、チームのメンバーと協力してアプリ開発を進めていきます。オーナーシップをもって、つまり、自分がサービスの創業メンバーの1人であるという当事者意識をもって、開発を進めていきます。PMとは「予算や時間が限られている中で、最高のプロダクトを創る人」ということです。

PMに求められるチカラとは?

先程上げた4つの業務(プロジェクトのリード、予算管理、品質管理、スケジュール管理)を上手く行うためには、どんなスキルが必要なのか詳しく解説します。

俯瞰して物事を見るチカラ

自ら考えQDC(Quality・Delivery・Cost)をコントールするチカラが必要となります。

私は、”If I were you…” ということを大切にしています。もし自分が相手の立場だったら、どうしてほしいか、ということを考えて行動します。

自分のことだけ考えているようでは、相手の立場に立つという意識を持つことが難しいでしょう。相手(お客様やエンジニア・デザイナー)のことを考え、更にはプロジェクト全体のことを俯瞰して見るチカラが必要です。

チームのリーダーとして行動するチカラ

もちろんエンジニアであれば自らアプリ開発ができる能力が必要です。
デザイナーであれば自らアプリをデザインすることもあります。

仕様が複雑な箇所はPMが処理をすることも必要となります。
業務委託や副業メンバーでも対応できるタスクは、積極的に彼らに任せていきましょう。

プロジェクトのリーダーとして自分がやるべきことと、業務委託や副業メンバーに任せるべきことを常に意識します。

開発・デザインに関する幅広い知見

プロジェクトをリードするためには、開発やデザインの知識や経験が必要です。

例えば、「こういう機能をつけたら、こういった画面や機能が必要となって、工数がこれだけかかる。期間がこれだけかかる。コストはこれだけかかる。」といったようにQDCを即座に把握できる必要があります。(はじめからできる必要はありませんが、ゆくゆくはそうなってほしい)

不確定要素を洗い出すチカラ

Delivery(納期)を管理するために、不確定要素をあぶり出すチカラが必要です。今までさまざまなアプリ開発をしてきましたが、スケジュールの後半で「あれ?この部分どうするの?」とか未確定な箇所が見つかることがありました。こうしたスケジュールの後半で未確定要素が発見されると、スケジュールの遅延につながります。当然ですが、スケジュールの遅延は、会社の信頼に関わる重大な問題です。

私がメンバーに何回も伝えていることは、「スケジュールをガントチャートに落とし込み、不確定要素は先に潰せ」ということです。

当社では、Backlogを導入しており、プロジェクトごとにガントチャートでスケジュールを見える化しています。その上で、仕様が曖昧な機能、実装してみないとわからない機能、など不確定要素を含む箇所は先に対応するようにしています。

引用:https://support-ja.backlog.com/

契約・法律の知識

準委任契約と請負契約の違いだけは、最低限押さえておきましょう。担当のプロジェクトがどちらの契約形態で進められているかによって責務が変わってきます。

Pentagonでは、公平公正な取引を目指して、アプリの初期開発は、請負契約のウォーターフォール開発をすることが多いです。請負契約のウォーターフォール開発の場合、お客様からすると、アプリ公開まで予算とスケジュールがはっきりとわかるので安心です。運用・保守のフェーズに入ると、ユーザーのフィードバックをもとに柔軟にアプリを改善できるように、準委任契約でのアジャイル開発に切り替えます。以前は、すべて準委任契約での開発でしたが、試行錯誤してこの形に落ち着きました。

契約形態とプロジェクトの進め方は密接に関わっているので、PMは契約に関する勉強もする必要があります。

PM次第で仕事が楽しくも苦しくもなる

PMの役割・仕事についてまとめました。PM次第でプロジェクトが楽しくも苦しくもなります。もちろんPMの仕事に関しては、役員メンバーがサポートをします。これから弊社でPMになる方は、一緒に試行錯誤しながらプロジェクトマネージメントを学び、プロジェクトを成功に導くチカラを身に着けていければと思います。

最後に、PM必見のドキュメントを共有しておきます。プロジェクトマネージメントに興味がある方は絶対に読んでください。

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